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三軒茶屋うらおもて

11月最初の3連休末日、11月3日は文化の日。
文化的活動をしようではありませんか。

 というわけで、やってきました、三軒茶屋から東急世田谷線で3駅先の松陰神社前。かつての同僚がこの付近に住んでいたため、何度か足を踏み入れたことがありーの、周りを散歩したこともありーの、けれどそのものズバリ、すぐそこに松陰神社があることにはこの日に至るまで気付きませんでした。そんな私は阿呆です。駅名が右から左。通過するだけ。

 思えば、地名・駅名は、きちんと意味のあるものばかり。
 三軒茶屋は昔、角屋、田中屋、信楽屋の三軒のお茶屋さんがあったといいますし、渋谷の由来には諸説あれど、社名・商品名検定 キミの名は (朝日新書 91)渋谷中心部の駅前なんてまさに谷ではないですか(大雨洪水警報時には、渋谷は避けるべし!)。知名・駅名のみにあらず、商品名には、企業の、ブランドの、想いが詰まってます(マーケチームの皆さん、たかが商品1つの名前決めんのに、どんだけ時間かけんだよ!なんて、思ってはいけません、ええ、それもお仕事ですから)。それに、あなたの名前にだって親御さんの願いがきっとこもってます。たかが名前、されど名前、意味を突き詰めていくと、案外知らなかった面白エピソードや感動秘話が隠れてるに違いありません。天下の朝日新聞さんだって、「キミの名は」なんていう社名商品名コラムを連載し、書籍化までされてます。

 そう、松陰神社前なんて、考えるまでもなく、松陰神社の前なんです。そして、松陰とは、考えるまでもなく、吉田松陰のことでございます。そこに気付かなかったのは私の脳の怠慢以外の何物でもない。ちょっと見てわかれよ!ですよね。

 でもね、私の通っていた高校は、そりゃあ適当万歳な学校でして、江戸時代の中盤までしか習った記憶がないんですよね、決して私が居眠りしていたわけではなく、いや居眠りはしていたけども。だから吉田松陰が何した人かなんて、さっぱりぷーなわけですよ。あれ?吉田松陰って、江戸時代の人?じゃないよね?まぁ、そんなレベルですよ。それでも、なんだか偉い人だったということはわかる。そして、その偉い人をまつった神社らしいということはわかる。でも、それしか分からない。隣を歩く男の子の目はらんらんと輝いてるけれど、私の頭の中では?が渦巻いてます。松陰さんってどんな顔だったけか?浮かんでくるのは、なぜか近藤勇。たぶんこのまえ『燃えよ剣』を読んだから、日本史ってくくりだけで、ごっちゃになってる。失笑してくだすって結構ですよ。

巨樹紀行―最高の瞬間に出会う それでも、私は私ですごく楽しい。なぜなら私は神社が好きだからです。何が好きかというと、木が好きなんです。神社の木々は、たいがい樹齢を重ねたおじいちゃんであることが多い、どっしりとしていて安心感がある。なんたって、木が好きで大学では森林専攻していた身ですから。大樹が好きで、家にある『巨樹紀行-最高の瞬間に出会う』(もちろん自ら喜び勇んで購入)を眺めては、うっとりしている身ですから。神社はそれだけで好きなんです。存在そのものが、その空間が。
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 そして、木がきちんと土に植わっていることがいい。気持ちよさそう。土と緑の香が薫ります。まっとうだなぁと思う。虫の声も、鳥の声もきちんと聞こえてくるんです。これが正しいあり方なんだよなぁと思ってしまう。コンクリート漬けの東京砂漠に埋もれちゃったら、そりゃあ頭もおかしくなるってもんです。もっとさ、神社的空間を増やすべきだと思うですよ。人為的公園とか形ばかりの緑じゃなくてね。一つ一つ単独で生かされた“生”を増やすんではなくて、相互作用によって共存していく多様的な“生”を。生物多様性とか、里山共存とか、そんな難しい話じゃないんじゃないかという気がするんだけどなぁ。

 木を見てうっとりしている私とはうらはらに、ふと気づけば、松陰さんのお墓や松下村塾のレプリカ(って言ったら歴史ふぁんに怒られるかな・・・どきどき)の周りには、歴史好きそうな男の子たちがうっとり佇んでいる。あらま、なんで男の子って、こんな風に歴史好きが多いんだろ。もう過ぎ去ったことなのに。面白ポイントを教えてほしい。誰か教えて。

 そんなわけで、三軒茶屋のおしゃれイメージとはちょっと異なる、穏やかなお散歩はおしまい。東京には、やっぱりまだまだ隠れたお散歩スポットが隠れているに違いない。探すべし。

♯おまけ。世田谷線路沿いにたたずむ、かわいかった耳かきびと達。
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by yebypawkawooo | 2008-11-07 02:24 | ・旅日記(JAP)  

丸の内散歩日和

 久し振りに会った友人Nと、丸の内界隈を散歩した。ペニンシュラを頂点とした、整備されたあの一角。人影まばらな深夜のその空間に、凛と立つ銀杏の緑が美しい。紅葉はもう少し先の行幸通り。そういえば、かつてNとよく会っていたころは、夜中に様々会話をしながら、いろんなところを歩き回ったものだった。靖国通り、四ツ谷のお堀沿い、神楽坂。今となっては、何を話していたのか、何をそんなに話すことがあったのか、うまく思い出せない。けれど、当時の雰囲気はよく覚えている。二人の空間を取り囲むかのごとく何か熱っぽく浮かれたような独特のあの空気は、そうかあれが青春とも呼べるものなのかもしれない。

 当時は気づかなかった自分の置かれた立場や状況が、今にしてよくわかる。自分の青臭さや甘さ、それを聞いてくれたNのやさしさも、交わした意見の稚拙さも、お互い様だ。そして今気づくのは、確実にあのときよりは進んでこれていたんだということ。少なくとも4年前よりは、2年前よりは、当時を客観視できるようになった分、進んでいるのだと思いたい。そして同時に、今から2年後、4年後には同じ状況が繰り返されているだろうことも容易に想像できるのだ。

 当時より成長したこと。それは、周りを見る余裕が生まれたこと。

 丸の内の行幸通りは、なんて美しい。特に深夜のそれだ。立ち並ぶ路面店のウィンドウからのぞく商品達は、暗く閉店した店内で昼間の喧騒を忘れている。いや、反芻しているのか。ひっそりと、実に凛々しくそこに存在しているように見える。誰も見ていない時まで、あなたたちは体面を保つのか。見た目麗しくあろうとするのか。それは、神の視点を私に想起させる。深夜の閉店された店内で、規則正しく陳列し続けるということは、他人の目のない日常であっても常に神の目を意識し行動することに、どこかでつながっていくような気がしてくる。キリスト教徒でも仏教とでもない私の、常に半分堕落しているような心持ちに迫ってくるように感じ、恐ろしくなって振り向けば、変わらない友人の顔がそこにある。間の抜けた、顔。

 丸の内の行幸通りは、美しいのだ。そのことに初めて気づいた。深夜には人が少ない。銀座の喧騒はもう何本か向こう側にあるし、車通りの多いお堀沿いの道はすぐそこだけれども、なぜだかシンとしている。規則正しく並んだ道は、札幌の街を思い出させる。しかし、札幌よりもずっとずっと綺麗だ。本当に日本なのかと思う。街並みや空気や銀杏や、その並ぶ間隔や、道路のあり方が、本当に美しいと思う。震えがきて肌寒いことに思い至り、冬がもう後ろまで迫ってきていることに気づく。が、紅葉はまだだ。銀杏は緑で、まだ緑であることがなぜだか嬉しい。黄色だと、万人受けする感じが私の気に入らない。

 そう、私は天の邪鬼だ。その天の邪鬼ぶりを、たぶんNは面白がっている。いつまでもそのイタイ感じを大切にすべきだと力説する。イタイのか、私は。

 東京は綺麗だねーと、無邪気に思う。無邪気に言い合う。言いながら通りを超えるとそこには雑多な喧騒が広がり、ちっと綺麗じゃない。けれど、東京にはもっときっと、見るべき場所がたくさんあるのだ。無言で同じことを思う。また出かけようと言い合う。いつとは約束しないけれど、また変わらぬイタさを確かめ合うために、約束は反故にされないことを分かっている。 
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by yebypawkawooo | 2008-11-05 23:57 | ・旅日記(JAP)  

おいしい魚が食べたい日々

さかなさかなさかな。
おいしい魚三昧、最近のわたくし。
東京にはおいしい魚が集まるという。
初めて聞いたのは、札幌のTQホテルにて。
バイトしてたんです、私。朝食バイト。
そのマネージャさんが、東京出身。
で、彼女、札幌なんかより築地のある東京のほうが魚がおいしい、ってな剛球発言をなさる。
びっくり。だって、天下の北海道なのに。

でも、東京の魚、おいしいね。うん、おいしい。
お勧めのお店を、だからまとめてみました。
お勧めされた店も、含まれまうす。

1.たつや@阿佐ヶ谷
ここはねぇ、最強です。私の中で、いまんとこNo.1。
駅から遠いんです。わかりにくいんです。入り口小汚いんです。
店を開けると、カウンターの中におじさんが一人。彼が、たつやさん。
はにかむ笑顔がかわいんです。
刺身頼むと、魚がまるっと一匹出てくるよ。うまいんです、これが。
頼んでないのに、はんぺん焼いたんとか、シラス干しとか、沖付けとか、どんどん出てくるよ。
お腹いっぱいでもうたべれなくなっても、どんどん出てくるよ。
ウーロン茶たのむと、ペットボトルが出てくるよ。もちろん2リットル。
お会計、安すぎなんです。こんだけ飲んで食べさせて、2,000円はないだろうと。
男の子同伴で行くと、普通に請求されるらしいからお気をつけて。

2.里の宿@吉祥寺

こちらはお昼に行きましょう。お昼の定食を食べに行きましょう。
魚屋さん直営です。そりゃあうまいに決まってます。
ご飯と、お味噌汁と、小鉢2個。それにお魚。お魚は好きなメニューを選べます。
サンマの塩焼きにするか、キンメの煮付けにするか、ブリ照り焼きも捨てがたい。
散々迷いましょう。その日その日でメニューは違うから、ご注意。でもそれがまた、楽しみ。
あのね、そんでこのご飯がおいしんですよう。お米がたってるんです。
よだれが出てきます。
あ、席15席しかないから、休日に行くと大抵並んでます。
会社サボって、平日に行くのが正しい行き方です。
その後は、井の頭公園で本でも読みながらたそがれましょう。
だってせっかくサボったんだから。

3.一隆@三宿

まず、雰囲気がいいよね。畳の奥座敷。
ほら、盆暮れ正月、親戚一同が会して、
じゃちょっと近所の和食やさんでご飯でも、って。そんな感じ。
このお店は広いです。でも、予約しないとたぶん入れない。人気なんです、きっと。
あのね、とにかくね、魚がおいしいのね。そうなのね。
うにがモリモリ盛られてます。素敵。
でも私のお勧めは貝です。貝がすきなんです。貝のお刺身5点盛りでもいっときましょう。

4.五反田でい@五反田
こちらは、ちょっと小洒落とります。
デートなんかに、いいんじゃないすか?
カウンターには、男女ペアしかいませんでしたもん。
メニューまでも小洒落てます。
ほら、和紙っぽい紙に手書き風の墨書き風の筆書き風で、日替わりメニューがでてくるでしょ。
お魚たべたーい、なんて女の子に言われたときには、つれてってあげたらいいと思います。
お酒の種類が豊富だからさ、ほら。梅酒もいっぱいあったよ。
きっと喜んでくれるでしょう。

5.居酒屋 燻し家 もっくん@吉祥寺
あ、えっと。これは、なんていうか、番外編です。
あの、お魚がおいしいって言うか、燻製がおいしいんです。そんでもって、安いんです。
ほっけの燻製とか、ししゃもの燻製とか、おいしんです。いぶされてるんです。
思い出すのは、大学でやった燻製実習。
卵とか、ベーコンとか、ちくわとか、チーズとか、いぶしながらつまみ食いして怒られた。
そんな甘酸っぱい味がします。


そんなわけで、魚な日々。とどほっけむらにいきたい。
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by yebypawkawooo | 2008-05-09 02:02 | 日々のこと  

ヨガしながら想う

このあいだ、ヨガしにいきました、荻窪まで。
ヨガって、ちょっとかじったことのある人ならご存じのとおり、いろんな種類があります。

アイアンガーヨガ / ハタヨガ / パワーヨガ / アシュタンガヨガ / ビクラムヨガ / ホットヨガ・・・

まだまだいっぱい。違いはいまいち私にもわからぬ。(こんなのも)

で、私が行っているのはアシュタンガヨガのクラス。
なんだかストイックなところが気に入っています。チャラチャラしてないのよ。

ヨガは、独特の呼吸をしながら順々に決められたポーズをとっていきます。
このポーズってのがさ、見てる分には楽勝そうなんだけど、やってみるとつらいのなんの。
特に身体がコッチコチの私なんて、ぜーぜーしちゃうもんね。筋肉がギリギリします。
で、フラフラしちゃってうまくポージングできません(原因はただの練習不足、ともいう)。

一見すると何の変哲もないようなポーズなんだけど、
うまくポーズをとるためには、細かーい注意が必要です。
例えば、足の小指の外側の皮を地面につけるようにして!とか、
呼吸の時は舌先を上あごにつけて!とか。

でも、アシュタンガヨガの創始者パタビジョイスさんは、そんな細かいこと
一言も言わなかったらしい。とにかく呼吸をしろ、しか言わなかったんだって。
「先生!このポーズがうまくとれません!腕をどう回したらいいですか?」
なんて聞いても、「呼吸をしなさい」 でおわり。

一方、対するアイアンガーヨガ。創始者のアイアンガーさんは、
細かく細かく指示を出すんだって。それこそ、足の小指から頭のてっぺんまで。
どこをどうすればうまくポージングできるか。


たぶんね、どちらも目指す先は同じだと思うんです。そこに至る過程が違う。

アシュタンガの場合は、うまく呼吸をするためにどうしたらいいか、を
自分で練習しながらさぐっていくわけ。
だから、先生たちも自分の成功体験に基づいていろんなアドバイスをする。
人によってバラバラ。時には支離滅裂。でも結局はそれもただのアドバイスであって、
自分でよいやり方を見つけるしかない。

アイアンがーは、たぶん、うまく呼吸をするための成功体験が体系化されていて、
こうすればうまく行くからこうしなさいね、って親切丁寧に教えてくれる。
ずれるとたぶん、直される。でもやり方としては統一されてるし、わかりやすい。


まぁ、一長一短、どっちが向いてるか向いてないかの話ではあるのだけど。
私はこれを聞いて、自分はアシュタンガのが向いてるなって思ったわけ。
で、これって何にしてもあてはまるかも、と思いましたわけです。

目的を達成するための方法って、道って、いろいろあるじゃないですか。
私は、こうやってこうやったらこうなる、じゃなくて、
「楽しく生きなさい」でそれを達成する方法を模索しながら生きてんのよ、きっと。
と自分に言い聞かせる。だから暗中模索したっていいじゃん。

で、この話には続きがあります。
アシュタンガのクラスでは、生徒たちの脱いだ靴がぐっちゃぐちゃなんだって。
そんでもって、アイアンガーのクラスの時は、整理整頓、綺麗なもんらしい。

なんだか・・・切なくなりました。まぁ一長一短・・・だよね?
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by yebypawkawooo | 2008-04-02 19:16 | 日々のこと