『ホノルル、ブラジル-熱帯作文集』
『ホノルル、ブラジル―熱帯作文集』 菅啓次郎(インスプリクト)
私はどへ行くにも、本を持ち歩いていて、
今回バリへもっていったのは、この本ともう一冊。
結局、旅先ではほとんど読むことはなかったのだけど、帰国する飛行機の中、バスの中、家に帰ってからも読みすすめていくにつれ、自分の経験とあいまって、そうそうと頷く、もとい、再認識させられる事がとても多く。
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・全体は誰にも見通せない。 逆にいうと、あらかじめ与えられた「美」を
「これが美なんだ」と信じこむ人は、結局、美しさに出会えずに終わる。
美はあくまでも自分の経験として発見されるもの、
発見しなくてはならないものでしょう。旅先でも、日常生活でも。
・世界のほとんどすべての街は、ひとりの人間の生涯にとって、
ただ名前としてはじまり、名前として終わる。
イスタンブールもブラザビルも、ダッカもレイキャビクもテグシガルパも、
あるいはカブールやエレサレムも、・・・。
・ある傘の下にいるかぎり、その傘の存在は疑いの対象にもならないし、
するとそれが世界そのものみたいに思ってしまう。
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この本は、著者が
「たぶんこれまででもっともamiableな(愛想のいい)本になったと思う」
とかいているとおり、読みやすく、でも色んな情景が目に浮かんで。
帰ってきたばっかりなのに、またどこかへ行きたくなった。
私はどへ行くにも、本を持ち歩いていて、
今回バリへもっていったのは、この本ともう一冊。
結局、旅先ではほとんど読むことはなかったのだけど、帰国する飛行機の中、バスの中、家に帰ってからも読みすすめていくにつれ、自分の経験とあいまって、そうそうと頷く、もとい、再認識させられる事がとても多く。
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・全体は誰にも見通せない。 逆にいうと、あらかじめ与えられた「美」を
「これが美なんだ」と信じこむ人は、結局、美しさに出会えずに終わる。
美はあくまでも自分の経験として発見されるもの、
発見しなくてはならないものでしょう。旅先でも、日常生活でも。
・世界のほとんどすべての街は、ひとりの人間の生涯にとって、
ただ名前としてはじまり、名前として終わる。
イスタンブールもブラザビルも、ダッカもレイキャビクもテグシガルパも、
あるいはカブールやエレサレムも、・・・。
・ある傘の下にいるかぎり、その傘の存在は疑いの対象にもならないし、
するとそれが世界そのものみたいに思ってしまう。
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この本は、著者が
「たぶんこれまででもっともamiableな(愛想のいい)本になったと思う」
とかいているとおり、読みやすく、でも色んな情景が目に浮かんで。
帰ってきたばっかりなのに、またどこかへ行きたくなった。
by yebypawkawooo | 2007-05-05 20:34 | 日々のこと